基礎検査の内容 その1

不妊治療は検査をすることから始まり、不妊治療にとって検査は不可欠なものです。検査をしないことには、不妊の原因がどこにあるのかがわからず、治療方針も定まりません。

 

男性と女性では、検査項目や検査方法は異なります。女性に対しての不妊の基礎検査について、まとめてみました。

 

初診時に行われるのは、ほとんどが以下のような簡単な検査です。生理が終わった直後くらいのタイミングでの受診がよいでしょう。

 

・問診や視診
全体的な病歴や遺伝的疾患などの確認のため行ないます。体型、乳房や性器のついての視診もあります。ホルモンバランスの乱れなどの確認のため、月経周期や性生活についての質問もあります。

 

・内診
一般的な産婦人科の内診検査です。子宮の奇形やポリープ、びらんなどの有無がわかります。治療中は定期的に受けることになります。さらに、卵巣や子宮の様子を調べるための経膣超音波検査を受けます。

 

・基礎体温表
排卵周期を確認するために、基礎体温を記録します。初診時に2ヶ月以上記録した表があるようならそれを持参します。準備されていない場合は、記録をつけるよう指導されます。

 

2回目以降の受診時には、生理の周期にあわせ、様々な検査が行われます。
・性感染症検査
・性交後検査(ヒューナーテスト))
・経膣超音波検査
・血液検査
・子宮卵管造影(HSG)
などがあります。

 

病院の設備や担当医の方針などによって行なわれない検査もあります。初診時に検査項目や内容について確認をされることをおすすめします。